【銘柄分析】学究社(9769)
「投資は楽しい!」
Kogaでございます。
週明けの本日は、円高進行と日銀の政策変更が意識され、大きく下落しました。
銘柄分析、第3回目は予定を変更して「悪地合でも強い」この銘柄です。
分析対象:学究社(9769)
業種セクター:他個人サービス・製品(業種内時価総額順位 34位/109社)
【会社概要】
1976年設立、1985年上場の東証プライム銘柄
東京西部を地盤に小中学生向け学習塾enaを展開。
近年過熱している、都立の中高一貫校受験に強みを持っている企業です。
【業績面】
業績面では順調そうです。
主力の小中学生向け塾の生徒数は、都立中高一貫校受験組の受け皿として好調。
新規の教室を7件開業しているとのこと。
DX関係費・講師採用費・光熱費がかさむも営業益が続伸しており、
来期(24年3月期)も生徒増加と新規開校を見込んでいるとのこと。
DX関連はオンライン授業対応とのことで、競合が多い、子供人口が少ないなどの
理由で教室が開けない環境にも対応を進められているのはいいですね。
また、学習塾の「貴重な財源」でもある長期休暇中の勉強合宿用の施設、
その4件目を開設したようで、まだまだ成長を感じる会社です。
個人的な見解ですが、塾業界は
「合格結果が出るところに生徒が集まる」
→「生徒が集まる(母数が大きくなる)から合格結果が出せる」
という循環に入れるかが集客のポイントで、かつ一度入塾するとそう簡単に退塾
しないという面もあるので、最初の集客がうまくいくかがとても重要。
その意味で、好循環に入っている学究社(9769)の業績は安心できますね。
また、11月に増配、12月に従業員への「インフレ特別手当支給」、そして今月には
「給与ベースアップ」と、とにかくステークホルダーへの還元意識が高いのも注目。
【テクニカル面】
悪地合でも昨年来高値更新続出、きれいな上昇トレンドを観測。
昨年8月の第1四半期決算で営業利益が前期比で黒字転換して以降、
上昇トレンドが継続しております。
移動平均線が上から短期→中期→長期と並び、いずれも上向いている
パーフェクトオーダー状態です。
75日移動平均線カイリ率が+10%程度で調整が入りそうですが、
移動平均線も追いついてきてくれるので、調整後上昇という流れは盤石そうです。
以上の結果、現時点、Koga的には「買い」判断とさせていただきます。
ちょっと難しいのは「売り時」だと思います。
なにせ、配当利回り4.54%の高配当銘柄でもあり、業績をみると今後の増配も
期待できそうなだけに、ガチホしたくなる気持ちもあります。
配当権利落ちから概ね2週間程度で株価が回復しているので、
権利落ち前後でちょこちょこ動いてもいいかもしれませんね。
今日は、最近の悪地合にも強い、そして為替変動も受けにくく、自己資本比率高めな
Kogaイチオシ銘柄をご紹介させていただきました。
それでは、楽しい投資を!